銀行のリアル

銀行員のメリット一覧(資格・スキル・将来性)

投稿日:2020年8月20日 更新日:

銀行を目指すみなさん、昨今の銀行不況を受けて

「私本当に銀行員になって良いの?」

って不安に思うことがあると思います。なんだか激務そうだし実際私もすごく不安でした。

そこで、みなさんに是非悔いなく銀行員になっていただくために

現役銀行員である私から、銀行員になることの「真のメリットと「デメリットをご紹介します。今回はメリットの一覧となります!

是非、一つの判断材料としてご覧ください。

メリット

1、高いレベルの礼儀や接客力が手に入る

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そもそも金融業界は、礼儀やマナーに厳しい業界であると言われていて、中でも「銀行業界」はトップクラスの厳しさであると言われています。

なぜなら銀行は信頼を大切にする業界だからです。


銀行員の業務は、顧客の命の次に大事な資産をあ預かりした上で成り立つビジネスなので、顧客の信頼なしには取引は成立しません。

また、顧客から課題を引き出していくために顧客の人柄や属性に応じた言葉遣いや接客をしなくてはなりません。


正直レベルはかなり高いものになってきます。

銀行員として間違った案内は顧客の重大な損失に繋がる恐れがあるので、言葉選びも一つ一つ何が最適なのか考えながら接客していくこととなります。

なんせ書類一つ忘れたり間違えたりしたら、融資できなくて最悪倒産に繋がるなんてことにもなりかねません。


なので、丁寧かつ誤解を産まない言葉遣いなどを徹底していくことが求められます。

2、たくさん資格が取れる

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銀行員は出世の要件に資格の取得があります。

例えば、

・銀行業務検定
・FP
・簿記
・証券外務員
・保険募集資格
・事業承継やM &A関連
・外為
・宅建
・TOEIC
・コンプライアンス関連
・税理士や行政書士、中小企業診断士などの士業系..

などなどの中から職位に応じて資格を取得していきます。

もちろん金融系の資格が多いですが大きな銀行になると、TOEICや士業系などの高難易度資格を取得することで本社派遣のポイントになったりします。

これは、金融業界意外へ転職する際や独立する際にも大きく役に立ちます。

また、社内での地位を築いていく上でも重要になります。

3、強い精神力が手に入る

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銀行員は、往々にして顧客と上司、後輩や他の部署、他支店などなど複数の人間の板挟みに合います。

そんな中、顧客や上司の理不尽すぎる要望を適切に「処理」しなければなりません。

文句言いたいし、ストレスももう限界のスレスレの状態から上手くことを進めていくことは何より忍耐力を鍛えられます。


私も何度上司の顔を殴りたくなったことか、もはや思い出せないくらいギリギリなことが幾度となくありました。

今後、ちょっとのことでは動じなくなると言った意味では早めに身につけるべきスキルの一つと言えそうです!


また、銀行員にはノルマがあります。

周りへの劣等感や数字への恐怖などに追われる生活というのも精神力への負担を伴いますので鍛えられます。

4、やっぱり安定

businessman

銀行はAIにとって変わられるから消えるんだ!!

って聞いたことありませんか?


確かに、低金利環境下で収益は伸び悩み、自動化の波で事務作業は省力化してきています。

ですが

銀行の人的なスタッフがいなくなるというのは考えにくいです。

◯想定される問題点

・画一的な融資審査で救われない事業者が出てくる
・銀行間の競争がなくなり金利が上昇したり、体力のない銀行が破綻。金利高騰
・対面での相談ができず消費者の側に多くの知識が求められることになる
・営業やコンサルが行われず誤った選択をする可能性がある
・顧客のニーズ喚起が行われず、売上が低下する。

他にも、対面だからこそ汲み取れる人柄現場の様子、業界の将来性、固有の着眼点や価値観などの要素を適切に汲み取れなくなる。

などなどの問題が起こると推測されます。

また、歴史的にATMができた時も、ネットが普及した時も「銀行は潰れる!」と言われ続けてきましたが潰れていません。

今後の銀行はどうなるの?

体力のない小さな銀行は再編され、大きな銀行としてIT分野(Fintech)への設備投資、リースやコンサル、キャピタル、証券会社などグループ機能を拡充して従来の銀行業務だけでない総合的なサービスの提供によって付加価値を創出していくと共に、社会的意義のある業界として変化しつつも生き残っていくと推測されます。

要するに大きくなって、力をつけて、サービスの幅を広げて、収益力を高めよう!

て話ですね。

因みに銀行の再編図を見てみるとこんな感じです

bank-structure
出典 https://www.zenginkyo.or.jp/article/tag-h/7454/ (一般社団法人全国銀行協会)

再編に次ぐ再編ですね笑

人口も減ってIT分野が発達していく中で、現実の店舗を持つ意味が薄れ始め、資本の効率化と収益力の向上を目的に支店の統廃合が進むと思われます。

それにつれ、事務係という部署は縮小され、専門行員や営業行員が増えると推測されます。

とにかくニーズ喚起ですね。それで顧客の課題を発見しあらゆる手段を用いて解決し、手数料を稼ぐことが求められそうです。

そのための、銀行再編でもあります。資本力を用いてグループ力の向上を図らないといけないですから。

◯結論

summary

銀行は無くならないし、業務の幅が広がっていくことから

・資格
・経験

の両方が手に入る環境に身を置けるという意味で銀行に入行するメリットは大いにありそうです。

皆様はどう思われましたか?

今回はデメリットについてあえて触れておりませんので、今度ご紹介しますデメリットと合わせて将来の参考にしていただけたら幸いです。

それでは!

筆者
T

現役銀行員。資産運用と融資を担当。
簿記やFP、銀行業務検定・TOEIC・ビジネス実務法務検定・証券外務員等保有。

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Tatsuya
普段は銀行員として資産運用や融資を担当。
夜はI.R.Cafeのスタッフとして皆様に真摯に寄り添います。

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普段は英語教師、でも夜はI.R.cafeの一員として、ゆったり密度の濃い相談を致します。

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